1. 文書のタイプを知る
- 政策・戦略文書:保健政策・研究の方向性を示す。
- 分類・用語(例:用語集・分類体系):定義やコード化が目的。効果の断定ではない。
- 臨床ガイドライン:特定の対象・状況での推奨を示す。推奨の強さやエビデンスの質に幅がある。
- 報告書・レビュー:現状整理。推奨を伴わない場合がある。
2. 「認める」を分解して読む
- 何を?(用語・概念・分類の採用/手法の安全性・有効性評価/保険適用の話?)
- どの範囲で?(特定疾患・年齢・実施者資格・施設基準 など)
- 誰が?(国・自治体・学会・国際機関)
- いつの版?(年・改訂。古い版との違いを確認)
※ 同じ言葉でも、文書の目的が違えば意味合いが変わります。
3. 一次資料の探し方メモ
- 公式サイトで文書名(英名)と年をキーに検索。
- PDFは版・更新日を確認。引用はページ番号/章節まで。
- 要約記事だけでなく一次資料に目を通す。
4. 例:読み方のテンプレ
政策文書(スロット)
文書名(年)
目的:保健政策の方向づけ。一言メモを入れる場所。
臨床GL(スロット)
ガイドライン名(年)
対象と推奨の範囲を明記。推奨強度/エビデンス質を併記。
系統レビュー(スロット)
レビュー名(年)
結論は“示唆”表現で。限界(不均質・出版バイアス等)も。
RCT(スロット)
試験名(年)
対象・介入・比較・アウトカム・フォロー期間を一行で。
注意:本特集は一般的学習を目的とし、個別の診断・治療・予防を目的とするものではありません。表現は一次資料の確認を前提に中立的に記載します。